発芽玄米
出典: biena Wiki
・発芽玄米のほうが、白米や玄米に比べて栄養価が高い。
・高脂血症の改善など生活習慣病に対する効果が示された。
・米アレルギーを生じるアレルゲンタンパク質は少ない。
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【成分について】
玄米を1~2日水につけてわずかに発芽させた米が、発芽玄米である。白米や玄米に比べて、発芽玄米ではミネラルなどの栄養素が吸収されやすい形になっている。
また、神経の興奮を抑える働きをもつγアミノ酪酸(ギャバ)が、発芽玄米には豊富に存在する。
ヒトを対象にした研究において、生活習慣病やアレルギー疾患に対する効果が報告され、注目されている。
【期待される効能】
栄養素の補給。高脂血症の予防や改善。アトピー性皮膚炎の予防や改善。生活習慣病の予防。
【作用メカニズム】
玄米に含まれるミネラル類は、フィチン酸と結合した形で存在し、そのままでは吸収されにくい。発芽玄米では、玄米に蓄えられているさまざまな栄養素の形状が変化し、利用されやすく、かつ吸収されやすくなっている。
発芽玄米のγアミノ酪酸(ギャバ)含有量は、白米や玄米の数倍に達する。ギャバは、アミノ酸の一種であり、神経伝達物質として作用する。特に、高めの血圧を低下させる働きや、精神安定作用などが期待されている抑制系の神経伝達物質である。
発芽玄米では、白米や玄米と比べて、米アレルギーの原因となるアレルゲンタンパク質が少なくなっている。これは、発芽玄米の製造過程における発芽・加熱処理による。また、アレルゲンタンパク質は減少するが、総タンパク質の栄養価に変化は認められないことから、栄養学的な問題は生じないと考えられる。
なお、IP6という成分が、玄米や豆類に多く存在する。IP6が抗酸化作用や抗ガン作用をもつという説もあるが、ヒトでの効果は明らかではない。
【科学的根拠】
発芽玄米の摂取によって、生活習慣病に関わる指標の改善やアトピー性皮膚炎の改善を認めたというデータが報告されている。
たとえば、ファンケルにより、発芽玄米の摂取により血清コレステロール値が低下したというデータが示されている。また、アトピー性皮膚炎患者に対する食事療法として、発芽玄米を数カ月間以上投与したところ、改善傾向が示唆されたという。
なお、発芽玄米の研究は、まだ緒についたばかりであり、被験者の数も多くはない。今後の研究成果が期待される。
【摂取方法】
特に決まった摂取量はない。一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用する。
【注意事項】
通常の食材に由来する成分であり、問題となる健康被害や副作用は知られていない。他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないだろう。

