バナバ
出典: biena Wiki
・糖尿病の改善や予防に効果があるハーブ。
・有効成分のコロソリン酸がブドウ糖の取り込みを促進。
・日本人を対象にした臨床試験で効果が示されている。
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【成分について】
バナバとは、ミソハギ科の植物であり、和名をオオバナサルスベリという。東南アジアや中国南部からオーストラリア北部まで広く分布する。バナバの葉に含まれる成分には血糖値を下げる働きがあることから、糖尿病に対するサプリメントとして注目されている。
【期待される効能】
糖尿病の予防および改善。
【作用メカニズム】
フィリピンの伝統医療では、バナバが薬用植物として利用されており、その葉を煎じて糖尿病の予防や治療に利用してきた。バナバにはいくつかの有効成分があり、そのうちコロソリン酸という分子がよく研究されている。
食事から消化吸収されたブドウ糖は、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの作用によって血液中から細胞に取り込まれる。糖尿病ではインスリンが十分に効かない状態(これをインスリン抵抗性という)になっており、ブドウ糖が取り込まれずに血液中にとどまる。すると、血液中のブドウ糖濃度が高い状態、つまり高血糖が持続することになり、さまざまな合併症を引き起こすのである。
バナバに含まれるコロソリン酸は、細胞内へのブドウ糖の取り込みを促進する働きをもつ。そして、コロソリン酸によって血糖値の上昇が抑えられ、糖尿病が改善する。
【科学的根拠】
バナバの糖尿病改善作用について、東京慈恵会医科大学の池田義雄(現・タニタ体重科学研究所所長)らによって行われた、日本人を対象にした臨床試験が知られている。空腹時血糖値が110mg/dl以上の軽症2型糖尿病患者24人を対象に、バナバを1日3回、8週間投与したところ、対照群に比べて血糖値が有意に低下したという。このとき、特に副作用は認められなかった。
このことから、糖尿病の予備軍や軽症2型糖尿病の人に対して、バナバが血糖値を有意に低下させると考えられる。
【摂取方法】
糖尿病や肥満に対しては、生活習慣の改善が重要である。ライフスタイルを見直した上でバナバを利用する。
現在では、バナバの葉を熱水で抽出し、その抽出物を濃縮し製剤化したサプリメントが用いられる。一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用する。
【注意事項】
バナバの成分に対して、皮膚症状や胃腸障害といったアレルギー症状や過敏症が現れることがある。これらの症状がみられたら使用を見合わせる。
一般的には、特に問題となる健康被害や副作用は知られていない。また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられる。
ただし、糖尿病で治療中の場合、バナバの改善効果によって、医薬品の必要量が変化することもありうる。何らかの医薬品を使用している場合、まず主治医に相談する。

