テアニン
出典: biena Wiki
・緑茶のうまみ成分であり、リラクセーション効果がある。
・脳神経細胞を保護する作用が認められている。
・抗ガン剤の作用を増強する効果も報告されている。
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【成分について】
テアニンとは、緑茶に含まれるアミノ酸の一種であり、興奮を鎮め緊張をやわらげる働きをもつ。近年、緑茶のカテキン類による抗ガン作用が注目されている。カテキン類は緑茶だけでなく紅茶などにもあるが、テアニンは緑茶に豊富に存在する。なお、緑茶の苦味や渋味はカテキン類で、うまみや甘味がテアニンによる。
【期待される効能】
リラクセーション(リラックス)効果。脳神経細胞の保護作用。抗ガン剤の作用増強。
【作用メカニズム】
緑茶の種類や採取時期によって、テアニンやカテキンの含有量に違いがある。玉露と抹茶は覆いをされ日陰で育つのに対し、煎茶は日に照らされている。テアニンは、日光に当たるとカテキン類の生成の過程で消費されてしまうため、栽培方法の違いがテアニンの含有量の差をもたらす。
テアニンは、特に新芽に含まれる量が多く、また玉露や抹茶などいわゆる高級茶におけるうまみの主成分である。テアニンは、うまみ成分として知られるグルタミン酸と化学構造が似ているアミノ酸だ。一般に、高級な緑茶ほどテアニン含有量が多く、リラックス効果が得られやすい。
ラットを使った基礎研究では、テアニンを投与すると記憶力や学習能力が高まることも示されている。これは、投与されたテアニンが脳血液関門を通過し脳内に入り、神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの濃度を変化させるためと推測されている。
さらに、動物実験では、テアニンが虚血による脳神経細胞の障害を軽減し、神経細胞を保護することも示された。
【科学的根拠】
テアニンは、副交感神経の働きを優位にし脳波ではアルファ波を増加させる。アルファ波の出現頻度を調べることで、テアニンのリラクセーション効果を検証した実験によると、50mgのテアニンを服用し、40~50分ほど後にアルファ波が増加していたという。テアニンの濃度が高いほどアルファ波が強く現れることから、リラックス効果はテアニンの量に依存すると考えられている。
また、テアニンは、ある種類の抗ガン剤の働きを増強することも示された。緑茶の抗ガン作用としては、カテキンの働きがよく知られているが、テアニン自体には抗ガン作用はない。テアニンの抗ガン剤作用増強効果については、基礎研究によってメカニズムが明らかにされつつある。
【摂取方法】
緑茶には、中枢神経系を刺激し覚醒作用や興奮作用を示すカフェインも含まれているため、テアニンだけを効率よく摂る方法として、サプリメントという選択肢がある。
【注意事項】
通常の食材に由来する成分であり、問題となる健康被害や副作用は知られていない。他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないだろう。

