サメ軟骨
出典: biena Wiki
・血管新生を抑制することで抗ガン作用を示す。
・基礎研究のデータは豊富であるが、臨床試験は不十分。
・製品によって、有効成分のばらつきが大きい。
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【成分について】
サメ軟骨には、血管新生を抑え、ガン細胞への栄養血管形成を阻害することにより、ガンに効果があるとされる。
【期待される効能】
抗ガン作用。
【作用メカニズム】
サメ軟骨は、40%がタンパク質、5~20%がグリコサミノグリカン(コンドロイチンなど)、カルシウム塩などで構成されている。また、基礎研究において、血管新生を抑制する作用のあるフラクション(画分)がいくつか報告されているが、特定の有効成分はまだ同定されていない。
サメ軟骨の抗ガン作用は、これらの成分が、(1)血管新生を抑制し、ガン細胞への栄養血管形成を阻害する、(2)ガン細胞が正常組織へ侵入する際に活性化される酵素(メタロプロテアーゼ)の働きを抑制する、という2つのメカニズムによって発揮される。
基礎研究では、サメ軟骨の抗ガン効果を支持する数多くの報告がある。
【科学的根拠】
ガン患者を対象にした臨床研究では、効果の有無について結果が一定していない。
まず、サメ軟骨が有効であったとするいくつかの報告がある。たとえば、22人の腎臓悪性腫瘍に投与した研究では、4人に効果が認められたという。また、29人のガン患者を対象にして16週間投与された研究では、ある程度の効果が認められた。
しかし、これまでの報告では、サメ軟骨の効果は劇的なものではなかったようだ。
進行ガン・末期ガンには効果がないとする報告もある。たとえば、乳ガン、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガン、悪性リンパ腫、脳腫瘍の進行ガン患者60人にサメ軟骨を投与した臨床試験では、効果が認められなかった。
【摂取方法】
特に決まった摂取量はない。臨床試験では、1日あたり総量で3gのケースもあれば、体重1kgあたり1g投与する場合もある。
【注意事項】
製品によってばらつきが大きいので注意が必要。費用対効果を考えて、メリットがない場合には中止する。
アメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)が、大腸ガンと乳ガンに対する効果を検証するために使用しているのは、Neovastat(AE-941)という製品である。同じ製品が、ある種類の肉腫などにも投与されているが、いずれも臨床試験の結果はまだ明らかになっていない。なお、この製品は一般にはまだ入手できない。
サメ軟骨の成分に対して、吐き気や嘔吐、便秘といった消化器症状が現れることがある。
ただし、一般的には特に問題となる健康被害や副作用は知られていない。また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられる。

