ギムネマ
出典: biena Wiki
・インドの伝統医療・アーユルヴェーダに由来するハーブ。
・消化管での糖分の吸収を遅らせ、食後の過血糖を抑制。
・肥満や糖尿病に対して利用される。
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【成分について】
ギムネマとは、「ギムネマ・シルベスタ」というインド原産の多年草であり、南インドから東南アジア、中国南部などに分布する。サプリメントとして利用されるのは、葉から抽出された成分である。
インドの伝統医療・アーユルヴェーダでは、糖尿病や肥満に効果のあるハーブとしてギムネマが用いられてきた。
【期待される効能】
食後過血糖の抑制および糖尿病コントロールの改善。食生活修正による肥満対策。
【作用メカニズム】
ギムネマの有効成分・ギムネマ酸は、糖質(炭水化物)の消化・吸収を遅らせ、食後の過血糖を抑制する。
通常、食事中の糖質が吸収されて血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上がるのに応じ、膵臓からインスリンが必要な量だけ瞬時に分泌される。インスリンの働きによってブドウ糖は、筋肉細胞や脂肪組織に取り込まれ、過剰になると中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられる。
ギムネマは、糖質の吸収を遅らせることでインスリンの分泌を緩やかにする作用をもつ。
【科学的根拠】
糖尿病の人においてはインスリンがゆっくりとしか分泌されないため、血液中のブドウ糖が処理されず、食事の後に血糖が急激に上昇する。
この場合、ギムネマによって、小腸からの糖質の吸収を遅らせることで、インスリンの分泌量のピークと血糖の上昇とのタイミングを合わせ、食後の血糖の急激な上昇を抑えることができる。
次のような研究によりギムネマの効果が示されてきた。
まず正常ラットを用いた実験では、ギムネマを与えることで血糖値の上昇が抑えられ、インスリン分泌が緩やかになった。次に、糖尿病を発症したラットに対して32~35日間ギムネマを投与した研究でも、血糖値の上昇の抑制とインスリン分泌量の低下が報告されている。
したがって、糖尿病の場合、ギムネマによって食後の過血糖を抑えると、膵臓への負担を軽くするので、血糖コントロールの改善に役立つと考えられる。
【摂取方法】
糖尿病や肥満の予防には生活習慣の改善が最優先される。その上で、ギムネマを補助的に利用する。ギムネマは、食事に含まれる糖質の吸収を遅らせるサプリメントであるため、食事の前に服用する。
【注意事項】
ギムネマの服用開始後、腹部膨満感(おなかが張った感じ)や、おならが出やすくなるなどの胃腸症状が認められることがある。多くの場合、1カ月ほどで消失する。
一般的には特に問題となる健康被害や副作用は知られていない。ただし、糖尿病で治療中の場合、ギムネマの効果によって、医薬品の必要量が変化することもありうる。したがって、念のため、主治医に相談の上、利用する。

