エゾウコギ
出典: biena Wiki
・スタミナや体力の増強を目的としたサプリメント。
・運動選手のエルゴジェニックスとして利用される。
・免疫力を高める作用も期待されている。
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【成分について】
エゾウコギは、シベリアから中国の黒竜江省流域にかけて自生しており、高麗人参などと同じウコギ科のハーブである。強壮や強精、疲労回復に高麗人参以上の効果があるとされ、スタミナ回復や免疫力アップの目的で利用されるサプリメントである。
【期待される効能】
栄養学的エルゴジェニックス(運動能力増強剤)。免疫賦活作用。滋養強壮やスタミナ増強。
【作用メカニズム】
有効成分としては、エゾウコギに特有な配糖体の他、クマリン誘導体、セサミンなどのリグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがある。
これらの成分が、さまざまなホルモンの受容体に結合することで効果を発揮すると考えられる。
【科学的根拠】
エルゴジェニックスとしての評価は、旧ソ連において行われた臨床試験に基づいている。エゾウコギによって、持久力などが向上したとする研究が報告されている。たとえば、35人の被験者にエゾウコギを30日間投与したところ、最大酸素摂取量が増加したという研究や、6人の運動選手に8日間投与して持久力が向上したという例がある。
しかし、旧ソ連での臨床試験において認められた効果や効能は、近年の研究からは支持されていない。エルゴジェニックスとしてのエゾウコギについては、臨床試験のデータがまだ十分とはいえない。
また、免疫力を高める作用に関して、36人の被験者にエゾウコギを4週間投与したところ、免疫担当細胞であるTリンパ球やNK(ナチュラル・キラー)細胞が増加するというデータが示されている。
【摂取方法】
特に決まった摂取量はない。一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用する。
【注意事項】
エゾウコギを「シベリア人参」としている製品があるが、適切ではない。分類学上、同じウコギ科であっても、エゾウコギは高麗人参(朝鮮人参)などとは属が違うため、いわゆる「人参」類とは区別されるべきである。実際、有効成分も大きく異なる。そのため、2002年よりアメリカでは、エゾウコギをシベリア人参とは表記しないことになっている。
一般的に、特に問題となる健康被害や副作用は知られていない。ただし、エゾウコギの成分に対して、頭痛や頻脈、不眠などの症状が現れることがある。これらの症状がみられたら使用を見合わせる。
また、妊娠中や授乳中は、念のために使用を控える。
なお、エゾウコギと医薬品の相互作用が1例だけ報告されている。しかし、その症例は、エゾウコギによる健康被害ではなく、むしろ、薬剤濃度の測定法への影響、あるいは製品に混入した不純物による問題と推測されている。

